安久濤ヶ淵(読み)あくどがふち

日本歴史地名大系 「安久濤ヶ淵」の解説

安久濤ヶ淵
あくどがふち

白山神社の旧跡地とされ、単に安久濤ともいう。鶴来町白山しらやま町にある手取川右岸の古宮ふるみや公園付近をさす。北東舟岡ふなおか山がある。泰澄大師伝記(越知神社蔵)や白山禅頂御本地垂迹之由来私伝(白山比神社文書)によれば、霊亀二年(七一六)泰澄が舟岡山の石室で白山の霊験を求めて祈願すると、夢中に白馬に乗った貴女(白山比神)が現れたため、安久濤で大音声をあげ念誦したところ、白山比神が示現した。これによって、泰澄は白山登拝を決心したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む