回禄(読み)カイロク

デジタル大辞泉 「回禄」の意味・読み・例文・類語

かいろく〔クワイロク〕【回×禄】

中国の、火の神の名。
火災。また、火災にあうこと。
「堂は昔からたびたび―に遭い」〈谷崎・乳野物語〉
[類語]火事火災火難出火失火炎上大火小火ぼや自火近火急火怪火不審小火しょうか祝融しゅくゆう大火災大火事山火事火の海焼失焼亡焼尽丸焼け半焼け全焼半焼火元火の元類焼貰い火延焼飛び火引火猛火火の手下火鎮火消火火消し消防火事場焼け跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の回禄の言及

【祝融】より

…《左氏伝》昭公29年に火をつかさどるものとされ,《墨子》非攻に,夏殷の革命のとき,天が融に命じて火を夏(か)の地に下さしめたという。《左氏伝》昭公18年に火を禳(はら)うため回禄の神を祀(まつ)ったとされ,これも火神。楚の世系では重黎(ちようれい)の弟の呉囲が火正として祝融となったとあり,もと南方系の火神で,電光を神格化したものと考えられる。…

※「回禄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む