安全になった白内障の手術

六訂版 家庭医学大全科 の解説

安全になった白内障の手術
(眼の病気)

 白内障は、少しずつ手術方法が改善され、現在はほぼ完成された感があります。技術の発達とともに安全性も増し、術後すぐからよい視力が得られるようになってきました。

 以前は水晶体(すいしょうたい)を丸ごと取っていましたが、今は水晶体外側の袋(水晶体(のう))を残して、にごっている中身のみ取り除き、残した袋を利用して眼内レンズを挿入しています。最近は小さい傷口で手術が行えるようになったので、傷口を縫わない方法で手術を終了します。時間も短縮され、点眼麻酔で行えることも多くなっています。手術の痛みもあまりありません。ただ、進行した白内障では大きい傷口をつくらないといけない場合や、眼内レンズが同時には入れられないこともあります。

 数日の入院が必要ですが、白内障が軽度で、全身病気のない若い人は、日帰り手術もできるようになってきました。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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