安堂寺町五丁目(読み)あんどうじまちごちようめ

日本歴史地名大系 「安堂寺町五丁目」の解説

安堂寺町五丁目
あんどうじまちごちようめ

[現在地名]南区南船場みなみせんば三丁目

安堂寺町四丁目の西にあり、町域は心斎橋しんさいばし筋を挟む御堂みどう筋までの二町。町名は明暦元年(一六五五)から確認される(南区志)。同年の大坂三郷町絵図によれば町域は丼池どぶいけ筋と心斎橋筋の間一町のみで、心斎橋筋と御堂筋間の一町は「塩町切丁」となっている。元禄年間(一六八八―一七〇四)の大坂三郷町絵図には塩町切丁はなく安堂寺町五丁目となっているので、明暦―元禄の間に安堂寺町五丁目に吸収されたとみてよいであろう。大坂三郷南組に属し、元禄一三年三郷水帳寄帳では屋敷数三四・役数四二半役で、うち年寄分・会所分各一役が無役。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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