日本歴史地名大系 「安多師山」の解説 安多師山あだしのやま 長野県:伊那市笠原村安多師山[現在地名]伊那市大字美篶 六道原元文六年(一七四一)の「信州伊奈郡郷村鑑」に、<資料は省略されています>とある。安陀師野とか阿陀師野とも書かれているが、一般には安陀師野山という時は笠原の天神(かさはらのてんじん)山をあて、安陀師野原という時は笠原の西方の六道原(ろくどうはら)をあてている。いずれも笠原牧の一部であろう。六道原には六道地蔵尊があり、新盆の家では八月六日にここにお参りし、松の小枝を依代としてここから魂迎えをする風習があり、当日は近郷の人々で賑やかである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by