安家村(読み)あつかむら

日本歴史地名大系 「安家村」の解説

安家村
あつかむら

[現在地名]岩泉町安家

安家川の上流かど村・岩泉村二升石にしよういし村・袰綿ほろわた村などの北に位置する。北上高地にあって北に天神てんじん(一二〇七メートル)遠島とおしま(一二六二・七メートル)、西に遠別とおべつ(一二四一メートル)、南に穴目あなめヶ岳、黒森くろもり(一一〇六・九メートル)がそびえ、中央を安家川が渓谷をぬって東流する。野田のだ街道が通る。永正五年(一五〇八)の糠部郡九箇部他馬焼印図(古今要覧稿)に「あつか」とみえる。元禄十郡郷帳による〆高は畑方一九四石余のみ。「邦内郷村志」によれば高は蔵分一七二石余のみ。慶応三年(一八六七)の田畑収納米銭取調帳(伊香文書)では高一七二石余、年貢は金納で一石につき銭七九三文、出銭一三六貫七二〇文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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