安寿姫(読み)アンジュヒメ

デジタル大辞泉 「安寿姫」の意味・読み・例文・類語

あんじゅ‐ひめ【安寿姫】

山椒太夫さんしょうだゆう伝説に出てくる姫。弟の厨子王ずしおうとともに山椒太夫に売られたが、弟を逃がし、拷問を受けて死んだという。

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精選版 日本国語大辞典 「安寿姫」の意味・読み・例文・類語

あんじゅ‐ひめ【安寿姫】

  1. 山椒大夫伝説に出てくる姫。平安時代後期の奥州の領主岩城判官正氏の娘。筑紫に左遷された父を、母と弟の厨子王(ずしおう)三人でたずねていく途中人買いにだまされて弟といっしょに山椒大夫に売られて酷使されたが、弟を逃がし、自分は拷問(ごうもん)を受けて死んだという。小説歌舞伎などに多く脚色されている。

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