安東洪次(読み)アンドウ コウジ

20世紀日本人名事典 「安東洪次」の解説

安東 洪次
アンドウ コウジ

大正・昭和期の細菌学者,実験動物学者 東京大学教授。



生年
明治26(1893)年12月20日

没年
昭和51(1976)年2月23日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学医学部〔大正8年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正10年〕

主な受賞名〔年〕
浅川賞〔昭和5年〕「猩紅熱に関する研究

経歴
大正8年北里研究所に入り、10年医学博士。14年南満州鉄道大連衛生研究所細菌課長。昭和5年「猩紅熱に関する研究」で浅川賞を受賞。6年から欧米留学、8〜20年満鉄大連衛生研所長。戦後24年帰国、25年東大教授兼伝染病研究所部長、29年東京慈恵会医科大学客員教授となり、実験動物の研究とその管理体制の確立に貢献した。著書に「免疫感染」「医学研究・動物実験法」(共著)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安東洪次」の解説

安東洪次 あんどう-こうじ

1893-1976 大正-昭和時代の細菌学者,実験動物学者。
明治26年12月20日生まれ。北里研究所勤務,満鉄大連衛生研究所長などをへて昭和25年東大教授兼伝染病研究所長。戦後はおもに実験動物の研究に従事し,東大退官後,実験動物中央研究所長をつとめた。昭和51年2月23日死去。82歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「免疫と感染」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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