安波訓練場跡(読み)あはくんれんじようあと

日本歴史地名大系 「安波訓練場跡」の解説

安波訓練場跡
あはくんれんじようあと

[現在地名]国頭村安波

安波あはにあった米軍海兵隊の訓練場。一九九八年(平成一〇年)一二月に全面返還された。当施設は安波あは川の上流北側一帯、背後ひがし村から国頭村にまたがる北部ほくぶ訓練場に囲まれる場所に位置していた。返還面積は四・七九七平方キロ。一九六三年(昭和三八年)に使用が開始され、日本復帰後は日米地位協定第二条四項(b)に基づき、年間二五日を限度に使用される一時使用施設として提供施設となっていた。北部訓練場の第二地区および第三地区の間にあるため、北部訓練場と太平洋を結ぶ通路の役割をもち、歩兵作戦訓練および安波あは海岸沖合約九キロの扇状の安波訓練水域と一体の水陸両用訓練に使用されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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