安生寺(読み)あんしようじ

日本歴史地名大系 「安生寺」の解説

安生寺
あんしようじ

[現在地名]鳥栖市田代本町字太田

町の西部、太田おおたの丘上にあって、太田山と号する天台宗尼寺本尊は聖観世音菩薩で俗に子安観音という。子授け・乳授けの「太田の観音さん」として親しまれてきた。稿本「基肄郡村誌」に、

<資料は省略されています>

とあって、田代たじろ町の祇園ぎおん(現八坂神社)の社僧坊松林しようりん院と関係深いことがわかる。本尊は寅年ごとに開帳されるが、かつて八並・柳川両長者間の戦いに際し、柳川長者に嫁いでいた八並長者の娘が乳児を抱いたままこの丘の井戸に投身し、子安観音となったと伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む