安藤守就(読み)あんどう もりなり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安藤守就」の解説

安藤守就 あんどう-もりなり

?-1582 戦国-織豊時代武将
美濃(みの)(岐阜県)河渡(ごうど)城主斎藤氏重臣となり,氏家直元,稲葉一鉄とともに美濃三人衆といわれる。のち織田信長に属するが,子の尚就(ひさなり)が武田信玄に通じた廉(かど)で,天正(てんしょう)8年追放される。信長の横死に乗じ河渡城を奪回しようとするが,一鉄に攻められ,10年6月8日敗死。姓ははじめ伊賀。名は別に範俊(のりとし),定治。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の安藤守就の言及

【美濃三人衆】より

…西濃三人衆ともいう。美濃西部に勢力をもった戦国武将稲葉伊予守良通(一鉄,1515‐88),安藤伊賀守守就(無用,道足,?‐1582),氏家常陸介直元(卜全,?‐1571)をさす。土岐氏,斎藤氏に仕えたと伝えるが,西濃地方に共同の独立的勢力を確立しており,1567年(永禄10)織田信長の岐阜攻略に内応して功を認められ,本領および杭瀬川以西の共同段銭(たんせん)徴収権などを安堵された。【勝俣 鎮夫】…

※「安藤守就」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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