…この法は愛染王念誦法と護摩法とがあり,秘法とされるが,それとは別に最極秘法としての〈如法愛染法〉がある。日本における愛染王法の成立を求めると,小野曼荼羅寺開基の仁海(にんがい)が《愛染王大次第》《愛染王鈔》を編んだと伝えられており,その弟子の成尊(せいそん)は1065年(治暦1)ごろ後三条天皇の即位を祈ってこの法を修し,成尊の弟子範俊(はんじゆん)もしばしば愛染王法を修した。また80年(承暦4)に範俊は如法愛染法を修して《如法愛染次第》をあらわしている。…
※「範俊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新