安間新田村(読み)あんましんでんむら

日本歴史地名大系 「安間新田村」の解説

安間新田村
あんましんでんむら

[現在地名]浜松市安新町あんしんちよう

安間村の北西、安間川の東岸にある。西は北島きたじま村。東海道が通る。当村地内の一里塚で東海道と本坂通が分岐し、本坂通は北に向かい下石田しもいしだ村から小池こいけ村を経て引佐いなさ気賀けが宿(現細江町)に向かった。当村の名主安間七郎右衛門が慶長一七年(一六一二)より寛永年中(一六二四―四四)までを書留めた安間新田村安間家覚書(安間家文書)によれば、慶長一八年に下石田村の二郎右衛門らを当村の百姓に取立てた。二郎右衛門らは二〇年来安間新田が一村と定まった時から諸役を負担し、七郎右衛門は三年前の検地時に二郎右衛門らの屋敷を確保したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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