完全独占(読み)かんぜんどくせん(その他表記)perfect monopoly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「完全独占」の意味・わかりやすい解説

完全独占
かんぜんどくせん
perfect monopoly

市場において売手または買手が1人で競争者がまったくない状態。売手が1人の場合を供給独占 (専売品の塩,たばこ,公益事業電力,ガス,水道など) ,買手が1人の場合を需要独占 (購買組合の一括購入,消費者の不買同盟など) ,売手,買手ともに1人の場合を双方独占 (軍需品企業と政府の関係など) という。完全競争市場ではないため,独占者は市場価格を所与のものとして行動するのではなく,限界収入が限界費用に一致するよう価格と生産量を決定する。このとき,価格が最適な資源配分を行うメカニズムが失われ,経済効率が阻害される。 (→独占 , 不完全競争 )

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