ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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(依田高典 京都大学大学院経済学研究科教授 / 2007年)
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完全競争と独占との中間にある競争の型の総称。多数の売り手が同一の製品を生産・販売する完全競争の経済では、個々の企業はまったく価格に対する支配力(つまり独占力)をもたず、水平な需要曲線に直面している。これに対して産業に唯一の企業のみが存在する独占の場合には、その製品の代替品はまったくないので、企業は自社製品に対して完全な独占力をもつ。しかし通常は、競争的要素と独占的要素とが混在しており、完全に競争的ではなく、また完全に独占的ではない産業が、現実の経済では大部分を占めている。このような競争あるいは市場の型を不完全競争とよび、個々の企業はある程度の独占力を有し、右下がりの需要曲線に直面している。
不完全競争には、企業の数が少数である寡占と、企業の数が多数である独占的競争とがある。寡占は、製造業においてよくみられる。その特色は、企業の少数性のゆえに、各企業はライバル企業の行動をかなり意識して生産・販売戦略をたてるということである。製品が同質的であるケースは、鉄鋼、アルミニウム、ナイロンなどの規模の大きい基幹産業に多くみられ、製品が差別化されているケースは、自動車、電気製品、重機械などの産業に多くみられる。独占的競争の場合には、完全競争の場合と同様に多数の売り手がいるが、各企業は他企業とすこし異なった製品(差別化された製品)を生産・販売する。このため各企業はある程度の独占力をもっている。
不完全競争の特色は、完全競争と比べ、一般により少ない生産量が生産されることである。そのため過剰な生産能力が存在することになり、資源の効率的配分がなされず、資源が浪費されるのである。
[内島敏之]
…企業は,生産要素を購入して生産に使用し,生産物を販売する。企業が販売量を変更することにより価格を変化させることができる場合は不完全競争であり,企業にとって市場価格が変更不能の場合は完全競争である。生産要素の生産への投入量と生産物の産出量の間の技術的関係(生産関数)の許す範囲で,生産物の販売収入と生産要素購入費用の差である利潤を最大にするように,企業は生産物の供給と生産要素の需要を決定する。…
※「不完全競争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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