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宗十郎頭巾 ソウジュウロウズキン

デジタル大辞泉の解説

そうじゅうろう‐ずきん〔ソウジフラウヅキン〕【宗十郎頭巾】

江戸時代に歌舞伎俳優の初世沢村宗十郎が用いはじめたという頭巾。黒縮緬(くろちりめん)の袷(あわせ)で四角い筒形を作り、左右から後ろにかけて長い錏(しころ)をつけて、額(ひたい)・ほお・あごを包むようにしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

そうじゅうろうずきん【宗十郎頭巾】

筒長の角すみ頭巾に長い錣しころをつけたもの。宝永(1704~1711)頃、歌舞伎俳優の初代沢村宗十郎が用いて広まった。上方の武士、富裕な町人などが用いた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の宗十郎頭巾の言及

【被り物】より

…第2にこれに錣(しころ)と呼ばれる裂を顔の面や耳から後頭部につけたもの。僧侶の用いた錣頭巾,上方の武士や上流の町人の用いた宗十郎頭巾や韮山頭巾など。第3に目の部分だけあけた覆面状のもの。…

【沢村宗十郎】より

…47年(延享4)6月京都の中村粂太郎座での《大矢数四十七本》の大岸宮内で大当りをとり,のちの大星由良助役の原型となった。当り役はほかに梅の由兵衛,曾我十郎などで,由兵衛の頭巾は〈宗十郎頭巾〉の名を残す。容姿に恵まれ,和実ともにすぐれ,口跡あざやかで芸域が広く,また狂言作者としても数編の作がある。…

【頭巾】より

…また丸頭巾の前面に覆面布をつけた覆面頭巾,気儘(きまま)頭巾,猫頭巾などもある。角形の頭巾はほぼ四角形の袋形で,そのままでも用いるが,後ろに錣布をたらした宗十郎頭巾というのもある。袖形の頭巾は細長い片袖形で頭から背中をおおっている。…

※「宗十郎頭巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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