宗岳寺(読み)そうがくじ

日本歴史地名大系 「宗岳寺」の解説

宗岳寺
そうがくじ

[現在地名]熊本市上林町

もとの新坪井米屋しんつぼいこめや町の西側にあり、泰雲山と号し、曹洞宗本尊は釈迦三尊坐像。「国誌」によれば、初めは妙心寺と称した。玄雪栄頓が肥前より来住し、天正一九年(一五九一)再興。栄頓を中興開山と称する。寺地は二反二二歩の年貢免許地。当寺の喚鐘は昭和六年(一九三一)の新鋳であるが、応永一六年(一四〇九)と寛永一四年(一六三七)の追刻銘を有し、大慈だいじ寺の什物であったことがわかり注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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