宗田村(読み)そうだむら

日本歴史地名大系 「宗田村」の解説

宗田村
そうだむら

[現在地名]常北町春園はるその

西田にしだ川の北方に位置し、東は石塚いしつか村に接し、北を細流が流れて那珂川へ注ぐ。村内の多くの地は畑地と林地で、人家野田のだ村から石塚村へ向かう往還道筋にあり、この辺りを矢原本郷やはらほんごうと称した。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「宗田村」とみえる。天保年間(一八三〇―四四)に隣村野田村と合併して春園村となった。宗田村の鎮守花園権現と野田村の鎮守春日かすが神社の一字ずつをとり村名とした。「水府志料」によると村の東西六町余・南北一四町ほど、戸数およそ二五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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