官荘(読み)かんそう(その他表記)guan-zhuang; kuan-chuang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「官荘」の意味・わかりやすい解説

官荘
かんそう
guan-zhuang; kuan-chuang

中国において,以後盛んとなった国や地方機関所有の官田。荘園として小作経営された。宋代には営田官荘,屯田官荘,官圩田(かんうでん),小学荘,貢士荘,興賢荘,挙子荘,慈幼荘,養済院などがあった。営田は一般人民が,屯田は兵士が耕すもので,辺境に置かれ,国防に役立ち,官圩田は多く江南に開かれ,国家財政確保に役立った。小学,貢士,興賢の各荘は教育,科挙に関連し,挙子荘以下は養育費のない者,棄子病人,老人を対象とした社会政策的なものである。

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関連語 項目

普及版 字通 「官荘」の読み・字形・画数・意味

【官荘】かんそう

荘田

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