精選版 日本国語大辞典 「定之進」の意味・読み・例文・類語 さだのしん【定之進】 〘 名詞 〙 文楽人形のかしらの一種。宝暦元年(一七五一)二月、大坂竹本座上演の「恋女房染分手綱」の竹村定之進からでた名称。上品、律義で分別のある慈悲深い老人の役柄。「恋飛脚大和往来」新口村の段の孫右衛門や「艷容女舞衣」酒屋の段の宗岸、「双蝶蝶曲輪日記」の山崎与次兵衛などのかしら。ねむり目のほか動きはなく、眉はフキ眉で、薄卵色か白色が普通。定之進 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例