定覚(読み)じょうかく

山川 日本史小辞典 改訂新版 「定覚」の解説

定覚
じょうかく

生没年不詳。鎌倉前期の仏師康慶(こうけい)の次男運慶(うんけい)の弟とされるが確かではない。東大寺南大門金剛力士像吽形(うんぎょう)像の胎内に残された経の奥書に,湛慶(たんけい)とともに大仏師と記されており,この像をはじめ大仏殿四天王像・脇侍(きょうじ)像などの制作に加わった。その功により法橋(ほっきょう)に叙せられた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「定覚」の解説

定覚 じょうかく

?-? 鎌倉時代の仏師。
康慶の次男といわれる。建久5年(1194)東大寺中門の二天像を快慶とともにつくり,翌年の東大寺大仏殿の供養に際して法橋(ほっきょう)となる。7年大仏殿の脇侍(きょうじ)像,四天王像を康慶,運慶,快慶とともに制作した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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