山川 日本史小辞典 改訂新版 「定覚」の解説
定覚
じょうかく
生没年不詳。鎌倉前期の仏師。康慶(こうけい)の次男で運慶(うんけい)の弟とされるが確かではない。東大寺南大門金剛力士像吽形(うんぎょう)像の胎内に残された経の奥書に,湛慶(たんけい)とともに大仏師と記されており,この像をはじめ大仏殿四天王像・脇侍(きょうじ)像などの制作に加わった。その功により法橋(ほっきょう)に叙せられた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報