宛て状(読み)あてじょう

精選版 日本国語大辞典 「宛て状」の意味・読み・例文・類語

あて‐じょう‥ジャウ【宛状・充状】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あてぶみ(宛文)
    1. [初出の実例]「本所充状一通・手継証文三通を相そへて売渡候」(出典:東寺百合文書‐応安六年(1373)八月七日・妙蓮売券)
  3. 宛名特定の人にしないで、「各位」「御中」などの披露状(ひろうじょう)体裁をとった内々の書状
    1. [初出の実例]「披露状、宛(アテ)状〈充状とも書なり〉付状と云」(出典随筆貞丈雑記(1784頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android