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実効価格(読み)じっこうかかく

精選版 日本国語大辞典 「実効価格」の意味・読み・例文・類語

じっこう‐かかくジッカウ‥【実効価格】

  1. 〘 名詞 〙 同一の消費財に二つ以上の価格が成立している場合、その加重平均的価格をいう。例えば統制経済において、公定価格とやみ価格がある場合、公定価格とやみ価格とをそれぞれもとでの消費量で加重平均して算定される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

百科事典マイペディア 「実効価格」の意味・わかりやすい解説

実効価格【じっこうかかく】

戦後一時期のようにある商品公定価格と闇(やみ)価格が存在する場合,この両者を考慮して実際物価水準をつかむため,それぞれの消費量で加重平均して算出した価格をいう。消費者物価指数を算出するとき,主食指数などに用いられた。

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