実尊(読み)じっそん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「実尊」の解説

実尊 じっそん

1180-1236 鎌倉時代の僧。
治承(じしょう)4年10月生まれ。藤原基房(もとふさ)の子。法相(ほっそう)宗。興福寺大乗院の信円にまなぶ。正治(しょうじ)元年維摩会(ゆいまえ)講師。信円の跡をつぎ大乗院門跡(もんぜき)となる。嘉禄(かろく)2年(1226)興福寺別当。安貞2年(1228)同寺の衆徒が対立する多武峰(とうのみね)寺を焼き打ちしたため,責任をとわれ罷免されるが,すぐ復職。翌年大僧正。嘉禎(かてい)2年2月19日死去。57歳。

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