実質的平等(読み)じっしつてきびょうどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実質的平等」の意味・わかりやすい解説

実質的平等
じっしつてきびょうどう

形式的平等に対する概念で,実質的,内容的にも正義,公平の理念に適合した待遇を与えることをいう。すべての人に平等な法的人格を形式的に保障するだけでは社会現実に存在する不平等,不公平は是正されない。そのためには,ときには形式的平等を排除しても,各人の違いに応じた待遇を保障するための施策を講じることが要請される。教育均等を実現するために経済的に修学の困難な者に奨学方法を講じることが求められているのはその一例である。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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