均等(読み)きんとう

精選版 日本国語大辞典 「均等」の意味・読み・例文・類語

きん‐とう【均等】

〘名〙 (形動) 平均して等しいこと。平等で差がないこと。等しくならした状態であること。また、そのようなさま。同等。
高野山文書‐応永一九年(1412)一二月一九日・三所十聴衆評定事書案「任先例殿原、中間下部百姓、可仕均等夫役者也」
大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅「あらゆる筋肉の均等(キントウ)に発達した中肉中丈(ちゅうぜい)で」 〔北史‐周宣帝元后〕

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デジタル大辞泉 「均等」の意味・読み・例文・類語

きん‐とう【均等】

[名・形動]二つ以上の物事の間が互いに平等で差がないこと。また、そのさま。「均等に配分する」「機会均等
[類語]均一均質画一的一色画一等質同質一様一律等しい平均均分等分平準標準アベレージなら押しならそろ元元同等対等同列同級等し並み同席同位同じ同一等価イコール互角五分符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同質等質見合う当てはまる伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧ちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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普及版 字通 「均等」の読み・字形・画数・意味

【均等】きんとう

ひとしい。均一。平等。〔論衡、雷虚〕天の惡(にく)む、小大均等ならざるなり。

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