…ヘルバルトの時代は近代科学としての心理学自体が未成立だったから,その内容は観念的なものにとどまった。その後世界最初の心理学実験室をつくったW.M.ブントに実験心理学を学んだドイツのモイマンErnst Meumannが実験心理学と教育との結合をめざして実験教育学を提唱,《実験教育学入門講義》(1907‐14)を著すにいたって,教育心理学はその基礎を固めたといえる。この著書には児童の心身の発達をはじめ,個人差と知能検査,各教科における精神作業の分析などがとりあげられており,先にふれた四大領域にいずれ整理されていくような内容がすでにほぼ網羅されていた。…
…やがてこれらの個人差研究の成果や方法を教育へ応用することに関心が向かう。この研究分野を〈実験教育学〉と呼び,小学校内に設けられた実験室で学童の素質研究に没頭する。こうして1905年,シモンThéodore Simon(1873‐1961)とともに知恵遅れの子どもを鑑別する手段として,知能テストを作成した。…
※「実験教育学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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