実験生物(読み)ジッケンセイブツ

デジタル大辞泉 「実験生物」の意味・読み・例文・類語

じっけん‐せいぶつ【実験生物】

実験に用いる動物・植物・細菌微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定性質を備えた生物が他の生物と交雑しないように管理されている。遺伝子操作品種改良によって実験や研究の目的にあった生物がつくられることもある。
[補説]文部科学省は世界最高水準の生物資源基盤整備を目指して、平成14年度(2002)から「ナショナルバイオリソースプロジェクト」を開始。実験生物とその遺伝子の管理・保存を推進している。マウスカイコ小麦など生物種ごとに担当する中核機関(大学・研究機関など)が定められ、他の研究機関に実験生物および情報を提供するとともに、研究結果のフィードバックや実験生物の寄託を受け入れる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android