客止(読み)キャクドメ

デジタル大辞泉 「客止」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐どめ【客止(め)】

[名](スル)劇場などで、満員のために客の入場を断ること。ふだ止め。「満員客止め

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精選版 日本国語大辞典 「客止」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐どめ【客止】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 劇場などで、満員のため、それ以後の客の入場をことわること。札止め
    1. [初出の実例]「客止めの大入にして、〈略〉満場立錐の地なく」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下)
  3. 遊郭で、客が芸妓を独占する方法の一つ。気に入りの芸妓の一か月間の花代を前払いし、他の客の相手をさせないこと。
    1. [初出の実例]「客留(キャクドメ)の札と女除の守護(まもり)札は是から出るサ」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)

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