室内オペラ(読み)しつないオペラ(その他表記)chamber opera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「室内オペラ」の意味・わかりやすい解説

室内オペラ
しつないオペラ
chamber opera

小人数歌手と小規模な管弦楽を用い,舞台装置などにもあまり手をかけないオペラ。 19世紀のグランド・オペラワーグナー楽劇に対するアンチテーゼとして起り,P.ヒンデミットや G.メノッティの作品が代表的。一方,スカラ座小劇場のように,18世紀の喜歌劇などを簡略化した舞台で専門的に取上げている劇場もある。日本では,東京室内歌劇場が同様の試みを行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android