室生火砕流堆積物(読み)むろうかさいりゅうたいせきぶつ

最新 地学事典 「室生火砕流堆積物」の解説

むろうかさいりゅうたいせきぶつ
室生火砕流堆積物

Murou Pyroclastic Flow Deposit

三重県津市美杉町,奈良県宇陀(うだ)市室生など28×15kmの範囲に分布する,主に黒曜岩レンズを含む溶結凝灰岩からなる堆積物。最大層厚400m。室生火山岩とも。灰白色で隠微晶質な岩相のほか,下部に黒色ガラス質の岩相も見られる。南部の奈良県曽爾(そに)村では,基底部に異質岩片を含む。斑晶鉱物として石英・斜長石・サニディン・黒雲母・直方輝石・ざくろ石などを含む。柱状節理が発達し,標高差数十mの急崖からなる景観をなす。中新世に大台ケ原や熊野で活動したカルデラ群から噴出したと推定。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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