宮ヶ崎(読み)みやがさき

日本歴史地名大系 「宮ヶ崎」の解説

宮ヶ崎
みやがさき

[現在地名]女川町宮ヶ崎

女川湾の奥にあり、北は皿坊さらぼう山で御前浜おんまえはまに接し、東は石浜いしはま高森たかもり山までが宮ヶ崎分、西は女川浜で屋敷ノ入口という所までがその範囲であった。正保郷帳に田二七文・畑四二二文とある。牡鹿郡遠島女川組大肝入扱いのうち。藩政期を通じ蔵入地で、「牡鹿郡万御改書上」によれば、元禄年間(一六八八―一七〇四)には田二七文・畑四五六文、人頭三人、男三二・女二五、宮ヶ崎在家東西二〇間・南北三五間があり、肝入は七右衛門と彦右衛門であった。「安永風土記」では、田二七文・畑四五三文、人頭五人、家数一二、うち名子四・水呑三、男三九・女三〇、馬四・牛一〇、笹葉舟一・刈子舟一。神社は鎮守山神社をはじめ七社。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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