日本歴史地名大系 「宮処寺跡」の解説 宮処寺跡ぐうしよじあと 岐阜県:不破郡垂井町垂井村宮処寺跡[現在地名]垂井町 垂井東海道新幹線と東海道本線に挟まれた御所野(ごしよの)にある古代寺院の跡。工場用地建設のため土壇は削平されてしまったが、一部一八〇〇平方メートルは県指定史跡となっている。約九〇〇メートル南東に宮代(みやしろ)廃寺がある。「続日本紀」天平一二年(七四〇)一二月二日条にみえる「宮処寺」に比定される。前日不破頓宮に着いた聖武天皇がこの日宮処寺と曳常(ひきつね)泉に行幸したのである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by