日本歴史地名大系 「宮島町」の解説 宮島町みやじまちよう 栃木県:宇都宮市宇都宮城下宮島町[現在地名]宇都宮市大通(おおどお)り一丁目・仲町(なかまち)・馬場通(ばばどお)り四丁目・宮町(みやまち)東は寺(てら)町に続く東西の町人町。西は宇都宮大明神を見上げる位置にある。南は大工(だいく)町・千手(せんじゆ)町。西の木戸外の用水堀から塙田(はなわだ)村分である。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)にみえる。宝永七年(一七一〇)の町分掃除丁場は一番組一一三間のうち四三間を受持ち、城内草刈人足は二一人を差出す(宇都宮史)。享保四年(一七一九)の宇都宮大明神祭礼図(高橋節子蔵)によれば、二番目に天狗花籠を出す。 宮島町みやじまちよう 広島県:佐伯郡宮島町面積:三〇・二二平方キロ大野(おおの)町の東方海上に大野ノ瀬戸を隔てて位置する厳島(宮島)を町域とする。宮城県の松(まつ)島、京都府の天橋立(あまのはしだて)とともに日本三景とされる厳島は、周囲三〇キロ余で北東―南西方向に細長く、北東の弥山(みせん)(五二九・八メートル)地塊と南西の岩船(いわふね)岳(四六六・六メートル)地塊とに大きく分れ、いずれも急峻な山麓が海岸線に迫り、平坦地に乏しい。古来、神霊を斎(いつ)く島として畏敬され、厳島神社の神域として特別な保護下にあった厳島には原始林が残り、ことに弥山北斜面の樅・栂などはわが国の暖帯林の代表的なもので、国の天然記念物に指定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by