宮本武蔵宅跡(読み)みやもとむさしたくあと

日本歴史地名大系 「宮本武蔵宅跡」の解説

宮本武蔵宅跡
みやもとむさしたくあと

[現在地名]大原町宮本

宮本の讃甘さのも神社のすぐ南にあり、伝宮本武蔵宅跡として県の指定史跡になっている。跡地には明治四四年(一九一一)建立の宮本武蔵宅跡碑がある。

宮本武蔵は天正一二年(一五八四)に生れ、正保二年(一六四五)に没した近世初期の剣豪。二天一流(武蔵流・円明流とも)の祖として知られるが、また書・画・彫刻などにもすぐれた作品を残す。出生地については、当地とする説と播州とする説があり、主著の「五輪書」では後者としている。「東作誌」所収の津山藩森家に差出した書上写によれば、武蔵と父の武仁は天正年間から慶長年間(一五九六―一六一五)まで、当地に構えた三〇間四方の屋敷に住した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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