20世紀日本人名事典 「宮脇朝男」の解説
宮脇 朝男
ミヤワキ アサオ
昭和期の農協運動家 元・全国農業協同組合中央会(全中)会長。
- 生年
- 大正1(1912)年12月3日
- 没年
- 昭和53(1978)年5月2日
- 出生地
- 香川県満濃町
- 学歴〔年〕
- 日大二中中退
- 経歴
- 戦前の非合法下、無産運動や農民運動に投じ検挙投獄を数回経験した。戦後の昭和20年社会党の結成に参加、党中央執行委員。22年日本農民組合の常任中央委員となったが、同年旧農業会が解散、農協が設立されると、日農から推され香川県高篠農協理事となる。次いで香川県販売連合会会長、全国販売農協連合会専務理事、香川県農協中央会・農協五連会会長を経て、32年3月全国農協中央会副会長、同年12月会長に就任した。45年から実施された米作調整(米の1割減反政策)に宮脇は食管制度堅持を条件に賛成、農民を説得して減反を推進した。49年7月全中会長を辞任、NHK経営委員などを務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報