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宮野城 みやのじょう

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日本の城がわかる事典の解説

みやのじょう【宮野城】

群馬県利根郡みなかみ町(旧新治村)にあった戦国時代の城。築城年代・築城者は明らかではないが、三国峠をはさんで越後国との境目に位置しており、上杉謙信が越山(関東侵攻)をした際に、たびたび宿泊したといわれる城である。1560年(永禄3)5月、長尾景虎(のちの謙信)は最初の関東出陣を行うが、その途上、宮野城に宿泊した。この城で、景虎が八本の歯が抜け落ちる夢を見たと聞いた重臣の直江実綱は「それは関八州が手に入るという吉夢である」と夢解きをして、景虎を喜ばせ、景虎の生まれ年が申年で、その年も申年であったことから、この吉夢にちなみ、当地を猿ヶ京と命名したという言い伝えがある(ただし、謙信の生年の1530年は寅年であり、彼は幼名を虎千代といった)。城跡は現在、猿ヶ京温泉の一角の赤谷湖人造湖)に半島状に突き出した台地の上にあり、空堀と土塁の一部が良好な状態で残っている。同城の本郭跡には湖城閣という温泉ホテルが建っている。JR上越新幹線上毛高原駅からバスで約23分(猿ヶ京温泉)。

出典|講談社
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