家の集(読み)イエノシュウ

デジタル大辞泉 「家の集」の意味・読み・例文・類語

いえ‐の‐しゅう〔いへ‐シフ〕【家の集】

勅撰集などに対して、個人和歌を集めた歌集私家集しかしゅう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家の集」の意味・読み・例文・類語

いえ【家】 の 集(しゅう)

個人の歌集。家集(かしゅう)。勅撰集私撰集などの撰集に対して私家集をいう。作者自身が編纂した自撰家集と側近の人が編纂した他撰家集との別がある。
拾遺(1005‐07頃か)雑秋・一一四一・詞書「天暦御時、伊勢が家の集めしたりければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の家の集の言及

【私家集】より

…ふつう近世以前の歌集についてのみいう。古くは家の集(いえのしゆう),家集(かしゆう)といい,また,集(しゆう)とも呼ばれ,勅撰・私撰和歌集のような多人数の歌を集めたものと区別される。現存する私家集は近世期まで加えれば膨大な数に上る。…

※「家の集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android