家伝灸(読み)かでんきゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「家伝灸」の意味・わかりやすい解説

家伝灸
かでんきゅう

ある一個人が,自分病気を灸で治した経験から,同じ方法で同一の病気を治そうと他人に施し,それを子孫が伝えているもの。全国各地にあるが,静岡の桜井戸面庁の灸,東京弘法の灸・富士の灸,大阪無量寺の灸などが有名である。一律の方法で患者に灸をするのが特徴で,そこに限界があるともいえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android