容隠(読み)よういん

精選版 日本国語大辞典 「容隠」の意味・読み・例文・類語

よう‐いん【容隠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人を迎え入れて留め置くこと。容止
    1. [初出の実例]「容隠浮浪及逃亡仕丁等」(出典続日本紀‐和銅二年(709)一〇月丙申)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐党錮伝・賈彪〕
  3. 罪人をかくまうこと。また、犯罪を見のがすこと。容止。
    1. [初出の実例]「容隠不申〈略〉必処重科」(出典:類聚三代格‐一・承和一一年(844)一一月四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「容隠」の読み・字形・画数・意味

【容隠】よういん

ゆるし、隠す。宋・唐庚〔訊囚〕功無くして國の祿を(は)む。竊(ぬす)みを去ること能く何(いくばく)ぞ。上官乃ち容隱し、曾(かつ)て譴訶(けんか)を加へず。

字通「容」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android