宿院跡(読み)しゆくいんあと

日本歴史地名大系 「宿院跡」の解説

宿院跡
しゆくいんあと

[現在地名]堺市宿院町東一―三丁・大町東一―三丁

開口あぐち神社の南にあった住吉社(現住吉区)の御旅所で、旧暦六月晦日の御祓には同社から神輿の渡御があった。「住吉大社神代記」に「六月御解除開口水門姫神社在和泉監」とみえるのが宿院の前身と考えられる。応永八年(一四〇一)四月二三日の足利義持寄進状(開口神社文書)に、引接いんじよう寺敷地は「東従宿院 西参拾七町」とあり、初めて宿院の名が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android