宿霧(読み)しゅくむ

精選版 日本国語大辞典 「宿霧」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐む【宿霧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 前夜から立ちこめた霧。
    1. [初出の実例]「撥宿霧而拭舌、伝古風於連山、决蒙泉而洗心、酌清流於姫水」(出典本朝文粋(1060頃)九・学校如林詩序〈大江朝綱〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐詠貧士詩〕
  3. 体内にやどる病(やまい)の気。
    1. [初出の実例]「宿霧漸、雖尋常、今日相扶所来也」(出典:玉葉和歌集‐安元元年(1175)六月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宿霧」の読み・字形・画数・意味

【宿霧】しゆくむ

夜来の霧。

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