寄木(読み)ヨセギ

デジタル大辞泉 「寄木」の意味・読み・例文・類語

よせ‐ぎ【寄(せ)木】

木片木材を組み合わせること。「寄せ木の床」
いろいろな形の木片を組み合わせ、物の形を作って遊ぶおもちゃ
寄せ木細工」の略。

より‐き【寄(り)木】

岸などに流れ寄った流木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寄木」の意味・読み・例文・類語

よせ‐ぎ【寄木】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「よせき」とも )
  2. 多くの木片を組み合わせること。また、そのように組み合わせたもの。
  3. よせぎざいく(寄木細工)」の略。
    1. [初出の実例]「三木町棚 江岑紀州三木町滞留中 若党の作なり。桧、樅、杉の寄せ木也」(出典:茶道筌蹄(1816)一)
  4. いろいろな形の木片を組み合わせ、建物器物、簡単な動物の形などをつくって遊ぶおもちゃ。

より‐き【寄木】

  1. 〘 名詞 〙 水辺に打ち寄せられた流木。
    1. [初出の実例]「大木百支海上より稲佐浦による件の木御示現有て方尺寄来れり。〈略〉此木を以て我社を造立すべしと示し給ふ。〈略〉是を寄木の造営と申也」(出典:懐橘談(1653)下)

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