日本歴史地名大系 「富応廃寺」の解説 富応廃寺とみおうはいじ 熊本県:鹿本郡植木町西山村富応廃寺[現在地名]植木町富応 西山正院(しよういん)川の支流が削った谷の上に位置し、国道二〇八号の市尾(いちの)の東方にある。標高九八・五メートル、平安時代後期より末期と推定される寺院跡。昭和四七年(一九七二)の調査の結果、細かな小谷に囲まれた丘陵上にあって、南北三五メートル・東西三三メートルの整地面があり、そのなかに、三間四方の基壇をもち、礎石もかなりしっかりと残り、ほぼ塔跡と推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by