デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富重利平」の解説 富重利平 とみしげ-りへい 1837-1922 幕末-明治時代の写真家。天保(てんぽう)8年4月15日生まれ。元治元年上野彦馬にまなび,慶応2年郷里の筑後(福岡県)柳川で写真館を開業。明治2年熊本に移転。西南戦争に従軍した将官や兵士,また夏目漱石,小泉八雲らを撮影した。36年第5回内国勧業博覧会で3等賞。大正11年2月7日死去。86歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「富重利平」の解説 富重利平 没年:大正11.2.7(1922) 生年:天保8.4.15(1837.5.19) 明治大正期の熊本の写真師。柳川の出身。長崎で上野彦馬に写真術を学び,請われて熊本に開業,写真館は直系で今日も存続している。西南戦争の戦跡,鎮台の関係者,皇族のほか夏目漱石や小泉八雲ら文化人を撮影した。 (平木収) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報