ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寒冷障害」の意味・わかりやすい解説 寒冷障害かんれいしょうがいfreezing injury; cold injury 全身が低温にさらされて体温が 30℃以下になると,人間は感覚を失い,やがて嗜眠,昏睡に陥り,脈拍,呼吸も次第に弱くなって,ついには凍死する。超低温ではしばしば組織液の凍結を伴い,氷点付近の低温環境では,局所に凍傷と浸足病が起きてくる。浸足病は,凍結するほど冷たくはないが,湿った状態に足を長時間おいたときに生じる。凍傷と異なり,主として神経と筋組織の損傷が起る。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by