寒士(読み)カンシ

デジタル大辞泉 「寒士」の意味・読み・例文・類語

かん‐し【寒士】

貧しい人。
宵越の銭はつかわぬというふうなれば、われ等がごとき―の家には向くべくもあらず」〈荷風・かたおもひ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寒士」の意味・読み・例文・類語

かん‐し【寒士】

  1. 〘 名詞 〙 貧しい人。貧しい武士。〔譬喩尽(1786)〕
    1. [初出の実例]「寒士、富豪の交を結ばず」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. [その他の文献]〔晉書‐高密文献王泰伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寒士」の読み・字形・画数・意味

【寒士】かんし

貧賤の人。唐・杜甫〔茅屋秋風の破る所と為るの歌〕詩 安(いづ)くにか廣廈千を得て 大いに天下士を庇(たす)け、顏せん 風雨にも動かず、安きこと山の如くならんことを

字通「寒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む