貧賤(読み)ヒンセン

デジタル大辞泉 「貧賤」の意味・読み・例文・類語

ひん‐せん【貧×賤】

[名・形動]貧しくて身分が低いこと。また、そのさま。「貧賤な(の)身」⇔富貴

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精選版 日本国語大辞典 「貧賤」の意味・読み・例文・類語

ひん‐せん【貧賤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 貧しくて卑しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「是故、貧賤子弟、無津」(出典性霊集‐一〇(1079)綜芸種智院式)
    2. 「富貴、貧賤(ヒンセン)ともに、身の程を知る人は稀なり」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)下)
    3. [その他の文献]〔礼記‐中庸〕

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普及版 字通 「貧賤」の読み・字形・画数・意味

【貧賤】ひんせん

貧しくて賤しい。宋・欧陽脩〔滝岡阡表〕其の後、脩、夷陵に貶せらる。太夫人言笑自(じじやく)として曰く、汝が家、故(もと)賤なり。吾(われ)之れに處(を)ること素り。汝能く之れに安んぜよ、吾も亦た安んぜんと。

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