最新 地学事典 「寒風火山」の解説
かんぷうかざん
寒風火山
Kampu volcano
秋田県男鹿半島にある,標高354.8m,直径約5km,比高約300m,体積0.6km3の小規模成層火山。おもに安山岩溶岩からなり,少量の玄武岩溶岩を伴う。大部分は3万年前以降に噴出したが,完新世噴出物はみつかっていない。溶岩の他に地すべり・岩屑なだれ堆積物を伴い,溶岩の間に泥流堆積物を挟んでいる。有色鉱物斑晶はオージャイト・直方輝石・磁鉄鉱・かんらん石・ホルンブレンドなど。山頂部には溶岩の微地形や火口地形が明瞭に残る。現在活動の徴候なし。
執筆者:林 信太郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

