日本歴史地名大系 「寝神社」の解説 寝神社ねのかみしや 長野県:茅野市子ノ神新田村寝神社[現在地名]茅野市玉川 子ノ神字青木子(ね)ノ神(かみ)新田の産土神である。祭神は健御名方命、ほかに天満宮社・八幡社(石祠に貞享四年と刻す)・山之神社(石祠に寛政四年と明記)の三社もある。明治時代の神社明細帳に「本社ハ寛永年間子ノ神新田創立以来産土神トシテ崇拝、後寛政七年高島藩ヨリ宮免高一石四斗五升一合ヲ付与セラレ維新ニ至ル」とある。諏訪大社上社御柱山出(かみしやおんばしらやまだ)し祭(まつり)の際に、御小屋神林(おこやしんりん)(八ヶ岳連峰の前山御小屋山)より曳行の御柱八本は綱置場(つなおきば)(茅野市玉川原山)で曳きそろえられ、修祓を受けて山出し祭が始められ、綱置場から約一三キロの寝神社に先頭の本宮(ほんみや)一の御柱が到着すると、後続の七本の御柱は曳行を停止し山出し祭の初日を終了することになっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by